私は結婚後から、悩み相談できる人が近くにいなかったので、とても不安で孤独な日々を送っていました。
そもそも同居の悩みは、同居した人にしか分かってもらえず…。1人よく泣いていました。子供は可愛かったので育児は頑張れました。
そんな日々を送っていると、近所の人から一緒にバレーボールをしてみませんか?と誘われたのです。私は球技は未経験でしたが、体を動かすことは好きだったので、やってみることにしました。
誘ってくれた人は近所の奥さんで、私より10歳近く上の方でした。
バレーボールも楽しくて、週に1回ですがとても良い息抜きになりました!そしてその年上の奥さんにいろんな相談も聞いてもらえるようになりました。ネガティブな考えの私を励ましてくれました。とても有難い存在になりました。
何度も離婚を考え、別居を考えましたが子供のことを最優先に考えて、私は息抜きしながら同居生活を頑張ることにしました。
そしてその先輩奥さんの家に毎日のように通うようになりました。コーヒーをご馳走になったり、出掛けたりとても楽しい時間でした。
それでもやっぱり、しんどい時もあって…誰かに抱きしめてもらいたい!頭を撫でて「頑張ってるよ。」と言ってもらえたら…どんなに楽になれるか…。そんな風に思うようになりました。
そしてその先輩奥さんに、母親か何か分からない感情を持つようになりました。私は辛い時に思い切ってお願いをしてみました。
「ギュッてして下さい…」
「一回だけでいいから…」と。
すると「おいで。」と言い抱きしめてくれました。
私は泣きながら「ありがとう…」と言いました。
後にも先にも、この一回でしたが救われた体験でした。
その人とは、今もご近所さんで仲良くさせてもらってます。